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2017年「寄席鑑賞」

1.「横浜にぎわい寄席正月興行」1月3日  ****
 :「都々逸親子」(前座)、「湯屋番」春風亭正太郎(二つ目)、「奇術」山上兄弟、「リストラの宴」春風亭昇太(真打)、「かっぱの手」桂枝太郎(真打)、「漫才」ホームラン、「抜け雀」柳家さん喬
 : 正月興行で補助席まで出る満員の入りで、出演者も熱演、大いに盛り上がった。昇太は直近の「紅白歌合戦の審査員」報告、笑点の司会の裏話の前振りで大いに観客を沸かせ、トリのさん喬は抑えのきいた「抜け雀」で引き込観客を引き込みバランスも良かった。
2.「横浜にぎわい座二月公演」2月2日  ***
 :「たらちね柳家緑助」(前座)、「元犬」柳亭市弥(二つ目)、「コント」ザ・ニュースペーパー、「読書の時間」三遊亭春馬(真打)、「時そば」桂歌蔵(真打)、「動物ものまね」江戸家小猫、「藪入り」金原亭伯楽(真打)

3.「横浜にぎわい寄席三月公演」3月2日  ***
 : 「千早ふる」柳家寿伴(前座置き手紙桂夏丸(二つ目)、「漫才」ホンキートンク、「亀田鵬斉」柳家さん生(真打)、「浮世床」三遊亭司(真打)、「奇術」松旭斉小天華、「明烏」三笑亭茶楽(真打)
 : 落語は、落語家のそれぞれの持ち味が出ていて良かった。色物は二回目。
4.「横浜にぎわい寄席四月公演」4月7日  ***
 : 「一目上がり」三遊亭あおもり(前座)、「マイフレンド」笑福亭羽光(二つ目)、「漫談」ひびきわたる、「長屋の花見」入船亭扇好(真打)、「宮戸川」桂やまと(真打)、「曲独楽」やなぎ南玉、「寝床」柳家蝠丸(真打)
 : 今回の落語は、登場順に力の差があった公演だった。
5.「横浜にぎわい寄席五月公演」5月1日  ***
 : 「弥次郎」春風亭一猿(前座)、「鮑のし」三遊亭伊織(二つ目)、「相撲漫談」一矢、「試し酒」笑福亭学光(真打)、「猫退治」雷門小助六(真打)、「奇術」アサダ二世、「へっつい幽霊」春風亭正朝(真打)
 : ゴールデンウイークの平日のため、いつもの倍近い観客の入り。今公演は、出演者に突出した芸人がおらず、全体としてそこそこの盛り上がりだった。
6.「横浜にぎわい寄席六月公演」6月2日  ****
 : 「新聞記事」(前座」、「権助魚」柳家さん若(二つ目)、「漫才」カントリーズ、「粗忽長屋」桂米多朗(真打)、「思い出」三笑亭夢丸(真打)、「曲独楽」三増紋之助、「一文笛」林家種平(真打)
 : 開口一番と漫才は弱かったが、その他は充実、大いに楽しめた。特に落語では夢丸、曲独楽の紋之助が熱演。
7.「横浜にぎわい寄席七月公演」7月7日  ***
 : 「つる」林家彦星(前座)、「締め込み」三遊亭粋歌(二つ目)、「バイオリン漫談」マグナム小林、「大工調べ」三遊亭遊馬(真打)、「表札」三笑亭小夢(真打)、「まんざい」ホームラン、「火焔太鼓」むかし家今松
 : 総合的には楽しく盛り上がった寄席だった。傑出して良かったのは「バイオリン漫談」と「大工調べ」。前座と二つ目が弱く全体の足を引っ張っていた。「バイオリン漫談」はバイオリンとタップダンスを組み合わせたところに独創性と面白さがあった。「大工調べ」は開き直って悪態をつく大工の棟梁の立て板に水の台詞がが見事だった。
8.「横浜にぎわい寄席九月公演」9月1日  ***
 : 「子ほめ」(前座)、「唖の釣り」古今亭志ん八(二つ目)、「相撲漫談」一矢、「代書屋」三遊亭圓馬(真打)、「宮戸川」春風亭傳枝(真打)、「太神楽曲芸」翁家勝丸、「稲川」三遊亭歌武蔵(真打)
 : 全体として大いに盛り上がった楽しめる公演だった。落語は粒が揃って熱演。ちょっと弱かったのが、前座と大神楽。
9.「横浜にぎわい寄席十月公演」10月6日  ****
 : 「新聞記事」(前座)、「真田小僧」三遊亭美るく(二つ目)、「コント」コントD51、「雑学刑事」古今亭今輔(真打)、「赤垣源蔵 徳利の別れ(講談)」神田鯉栄、「音楽パフォーマンス」のだゆき、「三井の大黒」春風亭一朝(真打)
 : 落語(真打、二つ目、前座)、講談、色物(コント、音楽パフォーマンス)と出し物のバランス・出来ばえともに優れていて、大いに楽しめた。

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