第十一回「女性たちの住まいづくり・暮らしづくりーースリランカの“スラム”改善」
・ 第十一回は、「女性たちの住まいづくり・暮らしづくりーースリランカの“スラム”改善」だった。
・ 「女性銀行について」: 1980年代半ばにスリランカ政府は、「住宅百万戸計画」を掲げ、その本での参加型スラム住環境改善プログラム「支援的政策」を推進した。
その実施機関である国民住宅開発公社(NHDA)は、対象地域の中から優秀な住民リーダーを選び、彼らに住民組織化の仕事を任せた。
組織活動の核心は、女性の組合づくりと融資プログラムの導入だった。活動を一年余り続けた後、彼らは自らの組織をつくり「コミュニティ支援者団」と名乗った。
同時に1989年に、スラムの女性の組織化、貯蓄グループ形成、小口融資活動を行う女性大衆組織(通称「女性銀行」)を成立させた。
・ 講師: 日本福祉大学講師 穂坂光彦 2006年12月12日