映画「ダ・ヴィンチ・コード」を観る
この映画は、ベスト・セラーとなった原作を映画化したものである。上映前の原作者・カトリック教会・ソニー(制作・配給)の三者のやりとりでも話題をよんだ。
多くの人が話しの筋をしっていると思われるし、たとえ知らない人がいてもここでそれを紹介するのは、マナー違反なので、以下この映画を見て考えたことを記す。
映画の印象は、「そこそこ面白かったが、原作を読んだ人が観るほどのことはない」である。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」ソニー・ピクチャア制作・配給
* 独断と偏見
・ 宗教の本姓: まず考えさせられたのは、宗教とは何か?キリスト教(主としてカトリック教会を念頭に置く)は、キリストが説き・実践したように“愛”の宗教である。これをキリスト教の光の部分とすると、闇の部分はこの映画にも触れられているように(この映画の内容が事実であるかどうかにかかわりなく)、他宗教との宗教戦争と内部での異端狩りにより神の正義の名の下に多くの人々を殺してきた歴史にある。