1554.「草花の匂ふ国家」桶谷秀明、文春(1999)、9月1日 ***
: 維新期の時代とその時代を動かした指導者たちの人物像を描く力作。これまでも同じテーマで数多くの本が書かれているが、納得でものがほとんどなかった。特に西郷隆盛の「征韓論」「西南戦争」が意味するもの。この本に描かれている西郷像で初めて腑に落ちた。
1555.「永遠の維新者」葦津珍彦、二月社(1975)、9月1日 *
: 1975年出版時においては、群れを抜いた出来栄えの西郷論であったのではないかと思われるが、「永遠の維新者」という切り口だけで西郷という人物を描くには一面的すぎ、西郷という人物の矛盾を含んだ大きさを表現できないし、誤りでもある。
1556.「落語無学」江國滋、ちくま文庫(2008)、9月2日 *
1557.「落語手帖」 ” 、 ” (2005)、” ”
1558.「落語美学」 ” 、 ” (2006)、” ”
1559.「日本庶民文化資料集成第十三巻 芸能記録(二)」三一書房(1977)、9月2日
: 「宴遊日記」
1560.「中世の文学第一期第十五回配本 連歌論集(四)」三弥井書店(1990)、9月2日 (1)
1561.「 ” ” 一回 ” 歌論集(一)」 ” (1971)、 ” ” (2)
1562.「完訳 平治物語」勉誠出版(2004)、9月2日
1563.「 ” 義経記} ” ( ” )、 ” ”
1564.「 ” 曽我物語」 ” (2005)、” ”
1565.「朝鮮/韓国「ナショナリズム」と「小国」意識」木村幹、ミネルヴァ(2000)、9月3日 ** (4)
: サブタイトル「朝貢国から国民国家へ」。「近代化や抗日運動といったナショナリズムの運動が、大国の抑圧と自らの力不足により挫折することになった朝鮮/韓国において、人々はその挫折の度毎に、朝貢時代から受け継いだ、自らの「小国意識」に真正面から向き合うことを、余儀なくさせられた。」
1560.「岩波講座近代日本の文化美3 近代知の成立」成田龍一、(2002)、9月3日
: 「歴史」「風俗」「社会主義」の時代意識は、国民国家の時間でありつつ、内部の時間と外部の時間が連絡する帝国の時間と重なっていた
1561.「近代日本と国語ナショナリズム」長志珠絵、吉川弘文館(1998)、9月3日 * (4)
1562.「日本語の近代」小森陽一、岩波(2000)、9月3日
1563.「昭和精神史 戦後篇」桶谷秀明、文春(2000)、9月3日
1564.「昭和精神側面」桶谷秀明、小沢書店(1980)、9月3日
1565.「回想と予感 1970~1981」桶谷秀明、小沢書店(1982)、9月3日
1566.「富士山と日本人」青弓社編集部、(2002)、9月3日 *
1567.「俳句旅行のすすめ」江國滋、朝日文庫(1999)、9月3日
1568.「なめくじ艦隊」古今亭志ん生、ちくま文庫(1991)、9月3日 *
: サブタイトル「志ん生半生記」
1569.「日本庶民文化資料集成第十五巻 芸能記録(四)」三一書房(1976)、9月3日
: 「許多脚色帖」(
1570.「絵本・落語風土記」江國滋、青蛙社(1970)、9月3日 *
: 東京を中心に落語に登場する土地70か所を訪ね昭和30年代末のたたずまいを著者のスケッチと文章で解説
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