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2006年04月17日

「八十路から眺めれば」を読む

 この本は、老いを論じた本の大部分が、五十代、六十代の“少年少女”が書いたものであることに気ずいた作者が、八十歳の誕生日を間近にした老人の率直な私的レポートとしてまとめたもの。老人のほとんどを悩ます恐怖、1)成人の複雑な性格から、たった一つの特徴(性格)へと切り詰められてしまうという恐怖、2)死の恐怖ではなくて、われとわが身をどうすることもできなくなる恐怖を抱えつつも、“一人一人の生には,ある種の趣向がある。--発見されれば、一つの物語であることが判明するだろう”という生き方を提唱する。さまざまな老人の生き様を伝える中に、ピカソの“老いが気になるのは老いていくときだけだ。--気分はまあ二十歳と変わらないね”という生き様をふくめ、さまざまな生き様を伝える。
 「八十路からの眺め」マルコム・カウリー、創思社、1999年。

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2006年04月19日

「犬と鬼」を読む

 この本は、日本人以上に日本を知るアレックス・カーによる閉塞状態にある日本の分析である。課題としては、環境破壊=河川、海、山林、産業廃棄物、都市景観、バブル崩壊=土地、株、財政破綻=経済原則無視、などをあげている。この本のユニークな所以は、その根本原因を日本人の本質を“和”にあるのではなく、“序・破・急・残心”を超え“ゆっくり、速め、速く、激突”にまでゆくという国民性分析にある。
 それに加え、そこまで問題を深刻にした要因として、いったん方向が決まるとどんなに状況などが変わろうと、限りなく加速を続け、誰も歯止めをかけられない官僚の独裁制度をあげている。また、そうした状況に異議をはさまない国民を作り出したのが、“言われたことを逆らわずに従順に従う”教育制度にあると指摘する。         「犬と鬼」アレックス・カー、講談社、2002年

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2006年04月24日

「イタリア 都市と建築を読む」を読む

 本書は、1978年に出版された「都市のルネサンスーイタリア建築の現在」(中公新書)の復刊をベースにしているが、内容は古くなるどころか、今後共感を持って読む人はどんどん増えてくると思われる。
 前半は、ヴェネツィアとチステルニーノという二つの例で“建築類型学”を駆使して“都市と建築の読み解き”が具体的・実践的に行われている。
 後半は、ボローニャを例に“保存”から“再生”へを柱とする都市計画の推進により、先進都市として復活を果たした歴史都市の生き様を紹介している。
 今日では、日本でも“都市、建築を読む”というコンセプトが定着しているが、その草分けが本書なのだ。
 「イタリア 都市と建築を読む」陣内秀信、講談社アルファ文庫、2001

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2006年04月29日

「自我の終焉」「生の全体性」を読む

 著者のJ・クリシュナムーティは、日本ではほとんど知られていないが、欧米とインドを中心に活躍し、二十世紀最大の思想家の一人と言われている。「自我の終焉」はその代表作、「生の全体性」は、その考えを分かりやすく伝える討論集である。
 訳者は、クリシュナムーティの最大の功績として、1)私たちの頭の中で絶え間なく動き続けている思考の構造と本質を見事に解明したこと、2)絶対の「真理」に到るための糸口を見出したことをあげ、あわせてこの発見について、R・パウエルの評、「クリシュナムーティが心理の領域で為し遂げたことは、物理学においてアインシュタインが行った革命に匹敵すると言ってよい」を紹介している。
 J・クリシュナムーティ「自我の終焉」篠崎書林、1980、「生の全体性」平河出版、1986

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2006年05月13日

「複製される人」を読む

 この本は、人のクローニングと遺伝子操作の是非を、生命科学・生命倫理の二つの観点から検討したものである。
 本題に入る準備として、まず、精子と卵子の売買・代理母契約(妊娠請負)を含む人工授精の進化の歴史について、生命科学と生命倫理の観点からまとめている。
 それを踏まえ著者は人のクローニングと遺伝子操作の過去・現在・未来について整理し、現在、人にこれらの技術を適用することに対して過半数の反対があるものの、生命科学面での技術的課題克服は充分可能であり、また生命倫理面でも問題は無いし、将来の人間の能力の飛躍的改良につながる以上これを活用すべきとの見解をのべ、筆を置く。
反対が多い理由を著者は、1)生命の定義:身体的生命と意識(精神的生命)の二面性に対する理解不足、2)科学とは異なる宗教をはじめとする思い込みの強さにあると、分析する。
 「複製される人」 リー・M・シルヴァー、翔泳社、1998

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2006年05月14日

「がんのセルフ・コントロール」を読む

 本書は、治療不可能と宣告された末期がん患者を対象に心身医学的側面からの治療を行い、驚異的な効果を上げたサイモントン療法についての開発者自身の手になる解説書である。
 中味は、二部構成となっており、第一部が理論篇、第二部が実践篇であり、豊富な実例を各所に折り込み、著述が平板に流れないように良く工夫されている。
 著者(サイモントン夫妻)たちが、四年間にわたり、159名の末期がん患者(生存可能期間平均12ヶ月)をサイモントン療法で治療した結果、志望した患者の平均寿命は20.3ヶ月と対照群の1.5以上生き長らえ、1978年1月現在の生存者63名中、がんが消滅したもの14名22.2%、退縮したもの12名19.1%と目ざましい成果を上げている。
 「がんのセルフ・コントロール」カール・サイモントン他、創元社、1982

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2006年05月20日

「田宮模型の仕事」を読む

 本書は、父の創業した田宮模型に入社数年後、海外から精密なプラモデルが輸入されはじめ、素朴な木製模型を作っていた会社が倒産の危機に直面し、全く経験の無かったプラモデルに最後発で参入し、“どこまでも実物に近く”の実現のため世界中を駆け回り戦車などの情報を収集したり、金型の自社生産を始めたりしながら、戦艦・戦車・レーシングカー(F1)・電動カーなど次々とヒットを飛ばし、遂にミニ四駆で大爆発、気がついたら世界のトップに立っていたという歴史を、中興の祖の二代目社長が振り返ってまとめたもの。
 「田宮模型の仕事」田宮俊作、文春文庫、2000

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2006年05月23日

「共生の生態学」を読む

 本書は、「西欧的自然観を基盤にした人間の自然への介入」が「地球環境問題と新規感染症」をもたらしたとの認識にたち、DNAによる個体決定論による生命進化論に疑問を投げかけ、反芻動物と微生物との共生などを具体例に、人間、地球へと視点を拡大し、人を含む生物と自然の生命維持ならびにその基礎となる物質(物質を構成する無機物)の循環などから説き起こし、個体レベル・郡レベル・種レベル・最後には地球レベルの共生原理に行き着く。
 ウシと微生物・人間と微生物との生物学的共生関係、生態系の進化論、人と自然との共生、エコテクノロジー論など幅広く基本をおさえており、生態系的共生につぃての良き入門書であるといえる。
 「共生の生態学」栗原康、岩波新書、1998

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2006年05月26日

「死をみつめる心」を読む

 本書は、数ヶ月で命を奪う黒色腫(メラノーム)という激しいガンに侵され、余命半年と宣告された宗教学者が、死に至るまでの十年間の「死をみつめる心」の記録である。
 宗教学者として、「いろいろな宗教は、この問題(死)を、どう解決するしようとしているか--調べてみた。--多少の例外はありますが、死に対する宗教の教え、解決方法というものには、一つの型がありまして、しかもその一つの型しかない、ということを知ったのです、--その共通の点というのは、人間の生命は、死後もつづくということを主張するところにありました。」「しかし、私の心は、それでは、どうしても納得しなかったのであります。--それは、いいかえれば、私という個人は死とともになくなる、ということであります。」「自分の死後をこのように考えるとしますと、自分にとって、残されているのは、現実のこの世界、この現実の人間世界、そして、今、営んでいるこの命だけ、ということになります。」
 「死をみつめる心」岸本英夫、講談社文庫、1973

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2006年06月01日

「この最後の者にも」を読む

 「ごまとゆり」などで知られる文学者ラスキンが、古典派経済学、功利主義を批判、人道主義的新経済学の創立を目ざして書かれたのが、「この最後の者にも」である。
 本書は雑誌に掲載(1960年)されたが、新聞や雑誌には酷評または冷笑され、一般世論からの総攻撃を受けて四回で掲載打ち切りされてしまったといういわくつきの本である。
 第一論文で、ラスキンは、古典派経済学派の前提条件「人間を貪欲な機械と考える」の批判から始める。雇用者と労働者の関係を例にとれば、古典派的自己利益追求型アプローチでは、両者を一つにまとめることは出来ない。「両者の間のすべての正しい関係と、両者のすべての最善の利益とは、結局---
正義と情愛によるものである」という。
 「この最後の者にも」ラスキン、中央公論・世界の名著41,1971

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2006年06月06日

「二十一世紀の資本主義論」を読む

 本書は、1997年のアジアの金融危機の背後にある基本原理を明らかにする書下ろしの「二十一世紀の資本主義論ーグローバル市場経済の危機」巻頭論文と、「ヴェニスの承認の資本論」のあとがきで、資本主義という逆説説的な社会機構とその根底にある貨幣という逆説をめぐってこれからも語りつづけていくことになるだろうと述べたことを踏まえ、1985年以降書き続けられた文章で構成されている。
 本書には、多くの文章が載せられているが、著者の眼は一貫して“資本主義の本質はなにか”を、“利潤とはなにか”、“貨幣とはなにか”、“純粋資本主義のもとではなにがおきるのか”を過去の経済学の主要学説を批判的に検討しながら、切れ味鋭くユニークな見解を打ち出す。“二十一世紀の資本主義”を考えるにあたって必読の、圧倒的な説得力を持った好著。
 「二十一世紀の資本主義論」岩井克人、筑摩書房、2000

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2006年06月21日

「ブッダ」(手塚治虫)を読む

 本書は、1972年から1973年の足掛け13年にわたり、「希望の友」「少年ワールド」「コミック・トム」に連載された「ブッダ」に若干の手を加え単行本化(12巻)されたものである。
 シャカ族の王子シッタルダが出家をし、悟りをひらいてブッタ(目覚めたもの)となり、仏の道を説く一生を書いている。
 長編の話を面白く続けるため、架空の人物を数多く登場させ、フィクションもふんだんに取り入れている。しかし、それにより、格調をおとすことなく、ブッダの説いた仏道とはなにかを、漫画という視覚的手法の強みを逆に活かしながら、生き生きと描き切っている。
 ブッダという人物とブッタの説いた仏の道の本質を、読む者の心に強く刻みつける、手塚治虫の並々ならぬ力量を示す代表作。
 「ブッタ」1~12巻、手塚治虫、潮ビジュアル文庫、1992

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2006年06月24日

「風邪の効用」を読む

 本書は1962年に全生社より刊行されたものを、再販文庫化したものである。
 今日でもそうであるが現代医学は、風邪を病気として捉え、その症状に焦点を当て、その症状をなくすこと=回復と考え、それを医療行為の目的としている。
 これに対し、著者は全く異なった見解を述べる。著者によると、風邪の原因は、「偏り疲労、もっと元をいえば体の偏り運動習性というべきもので、その部分の弾力性が欠けてくることにある」。「風邪を引くと体の方々の偏り運動が調整されて、硬張った筋肉が弾力性を回復してくる」。「それで、私は風邪は病気というよりも、風邪自体が治療行為ではなかろうかと考えている」。
 「風邪の効用」野口晴哉、ちくま文庫、2003

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2006年07月28日

「実利論」を読む

 ・ 本書はカウティリヤの著作と伝えられる「アルタシャーストラ」の全訳である。アウティリヤはマウリヤ王朝を創始したチャンドラグプタ王(紀元前317~293年ごろ在位)の名宰相であったとされる。
 本書の成立をめぐっては、著者ならび成立年代について、カウティリヤ本人によって紀元前4世紀に書かれたという説から、紀元後3~4世紀に別人によって書かれたとする説まで諸説がある。
 本書を通読すると、明確に全体の構成を意識した一人の作者によって書かれたもので、諸説の寄せ集めではないことが、感じ取れる。成立の事情についていたずらに詮索するよりも、じっくりと本書を吟味するほうがより「実利的」であろう。
 「実利論」上・下、カウティリヤ、岩波文庫、1984
 

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2006年08月27日

「死ぬ瞬間」を読む

・ 本書は、現代における「死」ならびに末期患者に対する病院の対応に対して鋭い疑問を投げかけると 同時に、あるべき方向を提案し、世界的に大きなインパクトを与えた名著である。
・ 本書のサブ・タイトルは「死にゆく人々との対話」、1969年に発刊された原書を1971年に翻訳出版 したものである。
 この本が書かれた直接のきっかけは、1965年秋、シカゴ神学校の生徒四人が“人生における危機”
の論文執筆に当たって、“死を人間が直面しなければならない最大の危機”として捉え、著者に協力を求めてきたことにある。
 それをシカゴ大学病院の各科統合セミナーとして定着させ、週に一回インタビューを実施、その後参加者で討議を行った二年間の経験をもとにまとめられたのが本書である。
 「死ぬ瞬間」E・キューブラー・ロス、読売新聞社、1971

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2006年09月28日

エックハルト説教集」を読む

・ エックハルト(1260年ごろ~1328年)、ドミニコ会総長代理、パリ大学神学部教授、信者大衆の導きと、学問・宗務・霊的導きの三役を精力的に果たし、活躍した人物である。その教説の透徹さゆえに「ドイツ神秘主義の眼(まなこ)」と称された。
 エックハルトは生前に異端として告発され、その死の翌年(1929年)教皇 ヨハネス二十二世により異端宣告を受け、これによりその著作および説教の聞き書き写本の一切が禁止・処分され、エックハルトは歴史の表舞台から姿を消していった。
 しかし、エックハルトはドイツ神秘主義の祖として、その影響を後世のマルチン・ルター、フィッテ、ヘーゲル、シューペンハウアー、ニーチェ、ハイデッカー、ルドルフ・シュタイナー、マルティン・ブーバーなどにも及ぼす。
 「エックハルト説教集」田島照久編訳,岩波文庫,1990年

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2007年01月28日

「2007年読書目録」

 2007年に読んだ本
1.「韓非子」下、中公文庫、1月3日 *
2.「倫理学で歴史を読む」加藤尚武、清流出版、1月4日
3.「世界を変える七つの実験」ルパート・シェルドレイク、1月4日
4.「見えない世界を超えて」岸根卓郎、サンマーク、1月5日
5.「大分裂の時代」山崎正和、中央公論、1月6日
6.「エデンから」ケン・ウイルバー、講談社、1月7日 **
7.「現代日本のリベラリズム」佐伯啓思、講談社、1月9日 **
8.「思想の英雄たち」西部邁、文芸春秋、1月10日 *
9.「美徳なき時代」、マッキンタイア、1月17日,みすず、1月17日 *
10.「成熟への視点」山折哲夫、佼成出版、1月19日
11.「大衆の反逆」オルテガ、1月20日 *

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2008年02月03日

2008年読書目録

 2008年に読んだ本
1.「生命と自由」渡辺慧、岩波文庫、1月4日 **
2.「パシフィク・シフト」W・A・トンプソン、春秋社、1月6日 *
3.「バイオシェルター」N・J・トッド、J・トッド、工作舎、1月9日 *
4.「人間の未来」著作集7、ティエール・ド・シャルダン、みすず書房、1月9日
5.「イーリアス」ホメロス、筑摩書房、1月16日 *
6.「オデュッセイア」ホメロス、筑摩書房、1月18日 *
7.「文化としての時間」E・T・ホール、TBSブリタニカ、1月11日*
8.「オレスティア」アイスキュロス、筑摩書房、1月12日

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2009年01月27日

2009年読書目録

1、「1991年日本の敗北」手嶋龍一、新潮社、1月1日 *
2、「奇想からの発想」佐貫亦男、PHP文庫、1月2日
3、「人間の未来」ティヤール・ド・シャルダン、みすず、1月6日   (3)
4、「世界の知性が語る21世紀」S・グリフィス編、岩波、1月7日
5.「東京煮込み横丁評判記」坂崎重盛、光文社、1月6日
6、「時代の一面」東郷茂徳、中公新書、1月11日 **
7、「心臓を貫かれて」マイケル・ギルモア、文春、1月13日 *
8、「ねじまき鳥クロニクル」Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、新潮社、1月15日 *
9、「複雑系思考でよみがえる日本文明」石川光男、法蔵館、1月16日 *   (31)
10、「崩れゆく絆」チヌア・アチュベ、門土社、1月19日 *
11、「前日島」ウンベルト・エーコ、文春、1月21日
12、「ホリスティック医学入門」日本ホリスティック医学協会編、1月21日     (1)
13、「ホリスティック医学と教育」現代のエスプリ1997年2月号、1月22日
14、「言霊ーホツマ」鳥居礼、たま出版、1月24日 ***            (29)

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2010年03月04日

2010年読書目録

1.「知の編集工学」松岡正剛、朝日新聞、1月1日   **             (36)
 :私たちは、誰もが一人づつのラディカル・ヒストリーであり、一人づつのラディカル・エンジンなのである
2.「フラジャイル」松岡正剛、筑摩書房、1月3日     *              (5)
 :情報の「つなぎは、情報の強さによってではなく、情報の弱さによって成立する」
3.「アンチ・エコノミクス」ジャック・アタリ、マルク・ギョーム、法政大学、1月5日  * 
 :欲望・技術進歩・物の更新という進歩のサイクルの行き止まりからの脱出路としての自主管理ユート  ピア
4.「反ユートピアー新しいユートピアとしての博愛」ジャック・アタリ、彩流社、1月6日 ** (9)
 :不滅・自由・平等というユートピア概念の行き詰まりを乗り越える唯一の可能性を秘めた博愛主義

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2011年01月16日

2011年読書目録

1.「玄語」三浦梅園、岩波、1月4日              *           (11)
 : 内藤湖南が近世において、富永仲基「後定出語」山崎ばん桃「夢の代」三浦梅園「玄語」三書のみ  が真に独創的と評価。「気」をもって「西欧天文学」を解釈するという全く創造的な自然哲学の書。
2.「田舎源氏」柳亭種彦、1月5日               *  
 : 江戸時代に爆発的人気を博す。「源氏物語」をパロディー化。主人公を足利将軍義正の子、光正
と し、時代を約400年江戸時代に近付け、宮廷になじみのない庶民が武家の風俗にはなじみやす
いところに成功の要因の一部がある
3.「新古今和歌集」岩波、1月7日               **
 : 新古今和歌集は八大集の最後を飾る勅撰和歌集。後鳥羽院の強い意志を反映、1978首をおさ   め、1205年に完成、以後切り継も度々行われた。「幽玄」+「有心」という新古今風を確立し、その   後の和歌界に大きな影響を与えた

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2012年01月09日

2012年読書目録

1.「シドモア日本紀行」E・シドモア、講談社学術文庫1月2日  **
 : 維新期に始まる明治時代の日本紀行記。この本の特色は、1)日本のみでなく西洋、東洋を知り尽くし  た著者が、2)深くかつ温かい視線で、3)清潔・美的・繊細・明るい面とその反対面も併せ持つ日本人の  特徴を、4)当時の様子が眼前に彷彿とする筆力で描いたところにある
2.「百代の過客」ドナルド・キーン、朝日新聞、1月3日  *
 : サブタイトル「日記に見る日本人」。838年の円仁に始まり1854年の川路聖護の日記に終わる千年  余りにわたり日本人の日記の歴史を探り日本文学の特色に迫る。その結論として、他国に例を見ない   ほど日記を重んじるのは、理性の表現よりも個人・感情の表現を重んじる日本文学の特色によるという

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2012年09月18日

2012年読書目録(続)

875.「日本人の自然観」伊東俊太郎編、河出、9月5日  **
 : 1990~1年にわたる国際日本文化研究センターの共同研究「日本人の自然観」の研究発表。縄文時代から現代に至るまでを分析
876.「しづ子」川村蘭太、新潮社、9月6日  **
 : 「春雪」(昭和21年)「指環」(昭和27年)の二冊の句集を残して突然消息を絶った俳人しづ子の全貌に迫るノンフィクション
877.「失われた30年」金子勝、神野直彦、NHK,9月7日  **  (11)
 : サブタイトル「これがラスト・チャンスだ」。五つの提言、1)東電の一時的国有化、2)「地域分散型ネットワーク社会」の構築、3)社会的セーフティネットの張り直し、4)東アジア諸国への高付加価値製品を輸出、5)知識集約型産業を主体とする能力開発型福祉国家への転換
878.「目には見えない何か」パトリシア・ハイスミス、河出、9月7日  **
 : ハイスミスの中後期(1952~82年)の短編集

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2013年01月21日

2013年読書目録

1.「新しい人間観と生命科学」渡辺格、講談社学術文庫、1月4日  **  (13)
 : 「生命科学」とは何かから始まり、科学の役割・人間の存在意義にまで及ぶ。人間社会の向かう方向として「恥多き生存」と「尊厳な終焉」・「人間にふさわしい生存」を挙げ、後者を推奨する
2.「世界宗教史」Ⅰ~Ⅳ、ミルチア・エリアーデ、筑摩、1月4日  **  (25)
 : エリアーデが長年にわたり構想してきた「一息に通読すれば、もろもろの宗教現象の基本的統一性と、同時にそれらの表現の汲みつくしえない新しさが明らかになるような著書」
3.「素女経」葉徳輝編、公論社、1月4日  *
 : 中国の隋・唐時代の養生術・房中術の本
4.「玉房秘決」葉徳輝編、公論社、1月5日  *
5.「洞玄子」葉徳輝編、公論社、1月5日  *  (1)

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2013年05月07日

2013年読書目録(5~8月)

326.「新島八重 おんなの戦い」福本武久、角川、5月1日                 *
 : 新島八重の人生を4期に分けて伝える。1)生い立ちから会津の城での官軍との戦い、2)新島襄の妻として、同志として同志社大学の立ち上げ、3)日清・日露戦争の負傷者に対するボランティア活動の草分けといえる看護活動、4)晩年の茶人としての生活。
327.「歴史を考える」前川貞次郎、ミネルヴァ、5月1日                   *  (8)
 : ヨーロッパにおける世界史像、とりわけキリスト教世界史像、その批判としての近代的世界史像、19世紀ヨーロッパの世界史像批判
328.「世界の歴史別巻 世界史の諸問題」筑摩編集部、5月1日
 : 近代歴史学の諸問題、ヨーロッパ・中国・イスラム・日本人の歴史観、ロストウの歴史理論と唯物史観、時代区分に関する諸問題について論じる
329.「20世紀の歴史家たち」(1)日本編上、近谷明ほか編、5月1日
 : 情感には歴史家を収録、各人の略歴紹介から始まり、その展開した歴史学の特色・貢献について述べる

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2013年09月20日

2013年読書目録(9月~12月)

841.「中村元選集第30巻 ヒンドゥー教と叙事詩」春秋社、9月1日         *  (9)
 : 著者が「ヒンドゥー教の歴史」に着手したとき、「ヒンドゥー教の歴史」なる本は一冊も存在しなかった。非歴史的なインド的思惟のためであり、しかし、それでも「歴史はある」との確信に基づいて書かれたのが本書
842.「 ”     ”  31巻 近代インドの思想」   ”  、 ”  ”          *  (6)
 ; 「一体インドに近代思想はあったのか?」。「インドの若干の思想家は、過激で鋭い発言をしていた」と著者は述べ、その内容を記す
843.「 ”     ”  32巻 現代インドの思想」   ”  、 ”  ”          *  (6)
844.「 ”     ”  別巻1 古代思想」       ”   、 ”  ”          *  (8)
 : 別巻1~4は、「世界の諸文化圏における諸文化的伝統において平行的な発展段階を通じて見られる共通の問題の設定」というテーマの論究である。西紀前6~5世紀に都市が出現し、地域的民族的制約を超えて、意識を持った思想が生み出された、その内容について述べる
845.「 ”     ”   ” 2 普遍思想」       ”   、 ”  ”      *  (11)
846.「 ”     ”   ” 3 中世思想」       ”   、 ”  ”      *  (8)

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2014年01月23日

2014年読書目録(1~4月)

1.「しあわせの書」泡坂要夫、新潮文庫、1月2日      *
 : サブタイトル「迷探偵ヨギガンジーの心霊術」。文庫書下ろし
2.「日本の近世18 近代国家への志向」田中彰編、中央公論、1月3日  * (10)
 : 幕末~維新期の15年を中心に
3.「伝統都市1 イデア」吉田伸之編、東大(2010)、1月4日     **  (18)
 : 日本の城下町京都・横浜・東京など、海外の地中海都市・モスクワ・開京(朝鮮)・バスティード(南フランス)・中国の町屋など
4.「 ” ”  2 権力とヘゲモニー」” ”、 ” ”、       *  (5)
 : 日本: 武家地・長岡・金沢、外国: 革命前後のベルリン・アテナイ警察機構・フィレンツェ・宋代中国の租界・バクダート・ペテルブルグ

5.「 ” ”  3 インフラ」 ”    ” 、”  ”  、      *  (7)
 : 運河・橋・街路(道)・穴蔵・ロンドンの監獄
6.「 ” ”  4 分節構造」”    ”  ”  ”  、      *  (5)
 : 都市の分節構造: 江戸(浅草寺・新島原遊郭)、海外(マンチェスタ・ジェノヴァ・パリの街区・北京など)

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2014年06月09日

2014年読書目録(5~8月)

698.「山の神」吉野裕子、人文書院(1989)、5月1日   *
 : サブタイトル「易・五行と日本の原始蛇信仰」
699.「認知科学選書1 視点」宮崎正孝他、東大(1985)、5月1日  *  (2)
 : 人が何かが分かるときに支店の果たす役割、視点活動はどのような構造をもっているのかを分析
700.「 ”    ”  2 日常言語の推論」坂原茂、”( ” )、 ” ”
701.「 ”    ”  3 コンピューターのパターン認識」長夫一真、”( ” )、” ”
 : 構造的パターン認識の方法と複雑な画像の理解に関してどこまで人間的な柔軟な方法が試みられつつあるのかをレポート
702.「 ”    ”  4 理解とは何か」佐伯胖、” ( ” )、 ”  ”
 : 5人の科学者による「理解とは何か」のに対するシンポジウム講演の単行本化
703.「 ”    ”  8 知るということ」渡辺慧、” (1986)、 ”  ”   *
 : 認識論を認識学に進化させるには認識学的相対論に立脚せざるをえない
704.「 ”    ”  9 緊急時の情報処理」池田謙一、”(” )、”  ”
705.「 ”    ” 10 認知科学の方法」佐伯胖、” ( ” )、”  ”
 : 「認知科学は何をやってもいい、何も方法論がないというのが取り柄」という議論から生まれた1冊
706.「 ”    ” 13 ことばからみた心」大津由紀夫、” (1987)、” ”
 : 認知科学の3本柱(言語学、認知心理学、人工知能)、の中で言語学(特に生成文法)を中心に取り上げる
707.「 ”    ” 19 心の計算理論」往住彰文、” (1991 )、”  ”
 : 「心の計算観」と「計算アプローチ観」の2本立てで人間の心理に迫る
708.「 ”    ” 21 認識と文化」福井勝義、 ” ( ” )、 ” 2日  ***  (2)
 : エチオピア連邦のボディ族の調査からえられた色彩・家族の承認認識から判明した世界観まで
709.「 ”    ” 23 チンパンジーから見た世界」松沢哲郎、” ( ” )、”  ”
 : チンパンジーの認知能力についての世界的権威が、1)種に固有な認知機能(優劣ではない)、2)認知機能における階層性を指摘する
710.「 ”    ” 24 感情」戸田正直、 ” (1992)、 ”  ”
 : 人間の感情ならびに行動の理論として発展させてきた「アージ・システム」の全体像を基礎的かつ系統的に記述する
711.「 ”    ”  5 読むということ」御領謙、 ” (1987)、5月3日
 : 語や文を読むという行為の心理的分析を通して言葉の認識過程の一端を示す

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2014年09月12日

2014年読書目録(9~12月)

1554.「草花の匂ふ国家」桶谷秀明、文春(1999)、9月1日  ***
 : 維新期の時代とその時代を動かした指導者たちの人物像を描く力作。これまでも同じテーマで数多くの本が書かれているが、納得でものがほとんどなかった。特に西郷隆盛の「征韓論」「西南戦争」が意味するもの。この本に描かれている西郷像で初めて腑に落ちた。
1555.「永遠の維新者」葦津珍彦、二月社(1975)、9月1日   *
 : 1975年出版時においては、群れを抜いた出来栄えの西郷論であったのではないかと思われるが、「永遠の維新者」という切り口だけで西郷という人物を描くには一面的すぎ、西郷という人物の矛盾を含んだ大きさを表現できないし、誤りでもある。
1556.「落語無学」江國滋、ちくま文庫(2008)、9月2日   *
1557.「落語手帖」  ”  、   ”   (2005)、”  ”
1558.「落語美学」  ”  、   ”   (2006)、”  ”
1559.「日本庶民文化資料集成第十三巻 芸能記録(二)」三一書房(1977)、9月2日
 : 「宴遊日記」
1560.「中世の文学第一期第十五回配本 連歌論集(四)」三弥井書店(1990)、9月2日  (1)
1561.「    ”     ”   一回  ”   歌論集(一)」    ”    (1971)、 ” ”    (2)
1562.「完訳 平治物語」勉誠出版(2004)、9月2日
1563.「 ”  義経記}     ”  ( ”  )、 ”  ”
1564.「 ”  曽我物語」   ”   (2005)、”  ”
1565.「朝鮮/韓国「ナショナリズム」と「小国」意識」木村幹、ミネルヴァ(2000)、9月3日 ** (4)
 : サブタイトル「朝貢国から国民国家へ」。「近代化や抗日運動といったナショナリズムの運動が、大国の抑圧と自らの力不足により挫折することになった朝鮮/韓国において、人々はその挫折の度毎に、朝貢時代から受け継いだ、自らの「小国意識」に真正面から向き合うことを、余儀なくさせられた。」
1560.「岩波講座近代日本の文化美3 近代知の成立」成田龍一、(2002)、9月3日
 : 「歴史」「風俗」「社会主義」の時代意識は、国民国家の時間でありつつ、内部の時間と外部の時間が連絡する帝国の時間と重なっていた
1561.「近代日本と国語ナショナリズム」長志珠絵、吉川弘文館(1998)、9月3日  *  (4)
1562.「日本語の近代」小森陽一、岩波(2000)、9月3日
1563.「昭和精神史 戦後篇」桶谷秀明、文春(2000)、9月3日
1564.「昭和精神側面」桶谷秀明、小沢書店(1980)、9月3日
1565.「回想と予感 1970~1981」桶谷秀明、小沢書店(1982)、9月3日
1566.「富士山と日本人」青弓社編集部、(2002)、9月3日    *
1567.「俳句旅行のすすめ」江國滋、朝日文庫(1999)、9月3日
1568.「なめくじ艦隊」古今亭志ん生、ちくま文庫(1991)、9月3日  *
 : サブタイトル「志ん生半生記」
1569.「日本庶民文化資料集成第十五巻 芸能記録(四)」三一書房(1976)、9月3日
 : 「許多脚色帖」(

1570.「絵本・落語風土記」江國滋、青蛙社(1970)、9月3日   *
 : 東京を中心に落語に登場する土地70か所を訪ね昭和30年代末のたたずまいを著者のスケッチと文章で解説

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2015年01月09日

2015年読書目録(1~3月)

1.「保田與重郎文庫2 英雄と詩人」新学社(1999)、1月4日
2.「  ”     ”  3 戴冠詩人の第一人者」” (2000)、”  ”
3.「  ”     ”  7 文学の立場」  ” (1999)、 ”  ”
4.「  ”     ” 16 現代奇人伝」  ” ( ”  )、 ”  ”     ***
5.「  ”     ” 19 日本浪漫派の時代」” (” )、 ”  ”     *
6.「  ”     ” 21 萬葉集名歌選譯」”( ”  )、  ”  ”
7.「鉄鼠の檻」京極夏彦、講談社(1996)、1月4日         *
8.「インターセックス」帚木蓬生、集英社(2008)、1月4日
 : インターセックス=半陰陽
9.「よろしく」嵐山光三郎、集英社(2006)、1月4日
10.「断固不良中年で行こう」嵐山光三郎、朝日(2000)、1月5日 **
11.「「退歩的文化人」のススメ」 ”  ” 、新講社(2004)、” ”   *
12.「おはよう!ヨシ子さん」  ”   ” 、  ”  (2008)、” ”   *
 : ヨシ子さんは、大正6年生まれの著者の母親。62歳から俳句を習い始め、30年近い句歴を有する。その俳句を紹介しながら、ヨシ子さんの日常を綴る。
13.「お探しの本は」門井慶喜、光文社(2009)、1月5日
14.「自分の謎」赤瀬川原平、毎日(2005)、1月5日
15.「その未来はどうなの」橋本治、集英社新書(2012)、1月5日
16.「幸いは降る星のごとく」 ”  、集英社(2012)、   ”  ”
17.「生命ある限り」E・キュープラー・ロス、産業図書(1982)、1月6日  *
 : サブタイトル「生と死のドキュメント」。患者が不治の病を破壊的で無意味な暴力として見るのではなく、人生のあらしのひとつとしてーーつまり自身の内的成長を助け、何世紀にもわたり風雨にうたれてきた渓谷の如く美しく生まれ変わるのを促すあらしとしてーー見るように援助することの結果を示す本。
18.「生命尽くして」E・キュープラー・ロス、産業図書(1984)、1月6日   **
 : 「生命ある限り」の姉妹編。ロスの「生と死のワークショップ」の記録。このワークショップの目的は、セミナーでは教えることは出来るが助けることは出来ないので、直接的に人々を助けること。

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2015年07月10日

2015年読書目録(7~9月)

1289.「驚異の工匠たち」ルドルフスキー、鹿島出版(1981)、7月1日  **
 : サブタイトル「知られざる建築の博物誌」
1290.「世界歴史叢書 バルト三国の歴史」A・カセカンプ、明石書店(2014)、7月1日
 : サブタイトル「エストニア・ラトヴィア・リトアニア 石器時代から現代まで」
1291.「艶色浮世絵全集9 栄泉(2)」福田和彦編、、河出書房(1996)、7月1日
1292.「世界人権問題叢書4 イギリスにおける移民労働者の住宅問題」富岡次郎、明石書店(1992)
1293.「     ”      6 ピナトゥブ山と先住民族アエタ」ラカス編、明石書店(1993)、7月1日
1294.「     ”      7 熱帯雨林とサラワク先住民族」竹内直一編、 ”  (  ” )、 ”  ”
1295.「     ”      9 先住民族 地球環境の危機を語る」インタープレス、” ( ” )、”  ”
1296.「テスタメント」ジョン・グりシャム、新潮社(2001)、7月1日
1297.「テクストから遠く離れて」加藤典洋、講談社(2004)、7月1日
1298.「処刑の方程式」V・マクダーミトン、集英社文庫(2000)、7月1日
1299.「江戸がのぞいた<西洋>」戸沢行夫、教育出版(1999)、7月1日
1300.「江戸 老いの文化」立川昭二、筑摩(1996)、7月1日   *
1301.「江戸の構造改革」中村彰彦他、集英社(2004)、7月1日  *
 : サブタイトル「パックス・トクガワーナの時代」。
1302.「叢書<制度を考える> 現代中国の経済改革」呉敬璉、NTT(2007),7月2日 ** (7)
 : 中国経済についての経済学・社会学・政治学にもとづく総合的論述であると同時に市民社会と社会の自己組織化を追求する道徳哲学の重要な書でもある。
1303.「      ”         制度と進化のミクロ経済学」S・ボウルズ、NTT(2013),7月2日 (2)
1304.「      ”         比較歴史制度分析」A・グライフ、       ” (2009)、”  ” (3)
 : 中世後期(1050-1350頃)イスラーム世界は商業的統合の全盛期であり、ヨーロッパ「中世後期の商業革命」の状況に達していた。この時代の経済的・政治的出来事の原因をより良く理解しようという試みである。
1305.「偶然を飼いならす」イアン・ノッキング、木鐸社、7月2日   *  (6)
 : サブタイトル「統計学と第二次か学革命」

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2015年10月14日

2015年読書目録(10~12月)

1988.「日本の起源」東島誠他、太田出版(2013)、10月1日   **
1989.「日中比較芸能史」諏訪春雄、吉川弘文館(1994)、”  ”  *
1990.「「名づけ」の精神史」市村弘正、みすず書房(1987)、”  ”
1991.「写真の歴史」Q・バジャック、創文社(2003)、”  ”
1992.「歴史文化ライブラリー293 O脚だったかもしれない縄文人」谷畑美帆、吉川弘文館(2010)
1993.「      ”       299 鎌倉源氏三代記」永井晋、吉川弘文館(2010)、10月1日
1994.「      ”       187 日本の味醤油の歴史」林玲子、 ”   (2005)、”  ”
1995.「      ”       262 それでも日本は鎖国だったのか」片桐一男、”(2008)、”  ”
1996.「      ”       279 大江戸八百八町と町名主」片倉比佐子、” (2009)、”  ”
1997.「      ”       281 自由民権運動の系譜」稲田雅洋、 ” (2009)、 ”  ”
1998.「      ”       180 激動昭和と浜口雄幸」川田稔、  ”  (2004)、 ”  ”
1999.「      ”       292 <近代沖縄>の知識人」屋嘉比収、” (2010)、 ”  ”
 : サブタイトル「島袋全発の軌跡」
2000.「      ”       188 バイオロジー事始」鈴木善次、  ”   (2005)、 ”  ”
 : サブタイトル「異文化と出会った明治人たち」
2001.「      ”       206 武田信玄像の謎」藤本正行、  ”   (2006)、10月2日
2002.「      ”       264 中世の巨大地震」矢田俊文、  ”   (2009)、 ”  ”
2003.「      ”       278 江戸の文化人サロン」揖斐高、 ”   (  ” )、 ”  ”
2004.「      ”       295 鎌倉大仏の謎」塩澤寛樹、    ”   (2010)、”  ”
2005.「      ”       117 スカルノ」後藤乾一、   ”  (2001)、10月3日
2006.「      ”       135 東京都の誕生」藤野敦、 ”  (2002)、 ”  ”
2007.「      ”       191 黒船がやってきた」岩田みゆき、”(2005)、”  ”
2008.「      ”       192 アスファルトの下の江戸」寺島孝一、”( ” )、”  ”
2009.「      ”       208 大江戸飼い鳥草紙」細川博昭、” (2006)、”  ”
2010.「      ”       280 明治外交官物語」犬塚孝明、 ” (2009)、 ”  ”
2011.「      ”           文明開化 失われた風俗」百瀬響、”(2008)”  ”  *
2012.「      ”       283 ある文人代官の幕末日記」安田春男、”(2009)、”  ”
2013.「      ”       286 江戸幕府の日本地図」川村博志、”(2010)、”  ”
2014.「老いは楽しゅうございます」岸朝子、亜紀書房(2005)、10月2日
2015.「男を正すつまみ」岩崎啓子監修、保健同人社(2011)、 ”  ”
2016.「ルポ 日本の縮図に住んでみる」日経編、日経(2009)、10月3日  **
 : 日経夕刊「こころのページ」に連載された「住んでみるシリーズ」の単行本化第一弾。
2017.「日本がアメリカに勝つ方法」倉本圭造、晶文社(2014)、”  ”   *  (6)
 : サブタイトル「日本経済、大反撃のシナリオ」
2018.「平成史」小熊英二編、河出ブックス(2014)、10月4日   **

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2016年01月11日

「2016年読書目録」(1~3月)

1.「今ここに生きる子ども ボクシングに賭ける」脇浜茂明、岩波(1996)、1月2日 **
 : サブタイトル「アカンタレと夜学教師の日々」
2.「心の治癒力」トウルク・トンドゥップ、地湧社(2000)、1月3日 * (4)
 : サブタイトル「チベット仏教の叡智」
3.「校長先生になろう!」藤原和博、日経BP(2007)、”  ”  **
4.「王子さまになったカエル」リチャード・バンドグ他、東京図書(1987)、”  ”
 : サブタイトル「神経言語プログラミング」=NLP(Neuro Linguistic Programming)
5.「ゴールデン・ライラック」萩尾望都、小学館(1982)、”  ”
6.「訪問者」萩尾望都、小学館(1981)、”  ”

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2016年04月26日

2016年読書目録(4~6月)

770.「大停滞の時代を超えて」山崎正和、中公叢書(2013)、4月1日
771.「「肌色」の憂鬱」眞嶋亜有、  ”  (2014)、”  ”
 : サブタイトル「近代日本の人種体験」
772.「国際平和とは何か」吉川元、  ”  (2015)、”  ”  (1)
 : サブタイトル「人間の安全を脅かす平和秩序の逆説」
773.「「サル学の系譜」中村美知夫、 ”  (2015)、”  ”
774.「イタリアン・セオリー」岡田温司、 ” (2014)、”  ”
775.「ウイーン大学生フロイト」金関猛、 ” (2015)、”  ”
776.「海軍戦略家マハン」谷光太郎、  ” (2013)、”  ”

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2016年07月12日

2016年読書目録(7~9月)

2031.「天皇と葬儀 日本人の死生観」井上亮、新潮選書(2013)、7月1日  *
2032.「つくられた縄文時代 日本文化の原像を探る」山田康弘、 ”  (2015)、”  ”
2033.「現代史のなかで考える」高坂正暁、 ”  (1997)、”  ”
2034.「慰安婦と戦場の性」秦邦彦、 ”  (1999)、”  ”  **
 : 慰安婦問題を扱った本はほとんどが糾弾あるいは弁護と立場が鮮明で、バイアスが強くかかっているものが多く、自分の主張に都合のよい事実だけを取り上げるという傾向が目立つ。それに対し、この本は目配りが広く行き届いていて、ここはどうしても抑える必要があるという点にはもれなく触れており、慰安婦問題の全貌を頭に入れるには格好の好著。
2035.「世界・染付の旅」三杉隆敏、 ”  (1998)、”  ”

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2016年10月11日

2016年読書目録(10~12月)

3244.「日本古代史と朝鮮」金達寿、講談社学術文庫(1985)、10月1日
3245.「西欧の衝撃と日本」平川祐弘、  ”  (1985)、”  ”
3246.「三韓昔がたり」金素雲、  ”  (1985)、”  ”
3247.「アメリカの心日本の心」亀井俊介、  ”  (1986)、”  ”
3248.「マルクス主義を超えて」J・C・オブライエン、  ”  (1985)、”  ”
3249.「政治文化論 政治的個性の探求」中村菊男、  ”  (1985)、”  ”
3250.「容赦なき戦争」ジョン・W・ダワー、平凡社ライブラリー(2001)、”  ”
3251.「宇野千代聞書集」   ”   (2002)、”  ”
3252.「学歴の社会史 教育と日本の近代」天野郁夫、   ”   (2005)、”  ”
3253.「十代に何を食べたか」平凡社+未来社編、   ”   (2004)、”  ”
3254.「日本法制史」上・下、瀧川政次郎、講談社学術文庫(1985)、”  ”  *
3255.「日本法律史話」瀧川政次郎、  ”  (1986)、”  ”  *
3256.「現代の学としての経営学」三戸公、  ”  (1985)、”  ”
3257.「真善美日本人」三宅雪嶺、  ”  (1985)、”  ”
3258.「女の風土記」谷川健一、  ”  (1985)、”  ”  *
3259.「河童のコスモロジー 石田英一郎の思想と学問」山口昌男、  ”  (1986)、”  ”
3260.「日本の民俗学」宮田登、  ”  (1978)、”  ”
3261.「民間暦」宮本常一、  ”  (1985)、”  ”
3262.「日本都市論」上田篤、  ”  (1986)、”  ”  *
3263.「雪舟はどう語られてきたのか」山下裕二、平凡社ライブラリー(2002)、10月2日
3264.「相対性原理の誕生」ハンス・ライヘンバッハ、講談社学術文庫(1986)、”  ”
3265.「川と湖の生態学」川那部浩哉、  ”  (1985)、”  ”  *
3266.「東洋の理想」岡倉天心、  ”  (1986)、”  ”  *
3267.「複製芸術論」多田道太郎、  ”  (1985)、”  ”
3268.「美の本体」岸田劉生、  ”  (1985)、”  ”
3269.「絵とかたち わが現代芸術家論」粟津則雄、  ”  (1985)、”  ”
3270.「言語文化のフロンティア」由良君美、  ”  (1986)、”  ”
3271.「国語の将来」柳田国男、  ”  (1985)、”  ”
3272.「英語の辞書の話」加島祥三、  ”  (1985)、”  ”  *
3273.「銀河と地獄 幻想文学論」川村二郎、  ”  (1985)、”  ”

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2017年02月05日

2017年「読書目録」(1~3月)

1.「「うき世」の思想 日本人の人生観」橋本峰雄、講談社現代新書(1975),1月4日  *
 : 著者の仮説=「憂世と浮世とが常に表裏一体になっているのが、日本人一般の「うき世」観である」
2.「記憶力」岩原信九郎、   ”   (1976)、”  ”
3.「いかに生きるか」森有正、  ”  (1976)、”  ”
4.「超越者の思想 神と人の出会い」会田雄二、  ”  (1975)、”  ”
5.「道教と日本人」下出積與、  ”  (1975)”  ”2002)、”  ”
6.「妙好人とかくれ念仏 民衆、信仰の正統と異端」小栗純子、  ”  (1975)、”  ”
7.「座禅の精神 名僧のことば」吉田紹欽、  (1976)、”  ”
8.「ノアの大洪水」金子史朗、  ”  (1975)、”  ”
9.「琵琶湖水底の謎」小江慶雄、  ”  (1975)、”  ”

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2017年07月07日

2017年読書目録(7~9月)

3057.「白夜の国ぐに 米ソ対立の谷間で」武田龍雄、中公新書(1985)、7月1日
3058.「歴史のなかの自由 ホメロスとホッブス」仲手川良雄、  ”  (1986)、”  ”
3059.「南蛮資料の発見 よみがえる信長時代」松田毅一、  ”  (1964)、”  ”
3060.「火の国・パタゴニア 南半球の地の果て」津田正夫、  ”  (1964)、”  ”
3061.「青年期 精神病理学より」笠原嘉、  ”  (1977)、”  ”
3062.「アイディアを形にして伝える技術」原尻淳一、講談社現代新書(2011)、”  ”
3063.「人が集まる建築 環境XデザインXこどもX研究」千田満、  ”  (2016)、”  ”
3064.「ネットフリックスの時代 配信とスマホが世界を変える」西田宗千佳、  ”  (2015)、”  ”
3065.「この目で見た アメリカ連邦議員選挙」松沢成文、中公新書(1986)、”  ”
3066.「ザ・ガルフ 石油と宗教をめぐる抗争」岡倉徹志、  ”  (1986)、”  ”

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2017年10月05日

2017年読書目録(10~12月)

4744.「老いのかたち」黒井千次、中公新書(2010)、10月1日
4745.「新版日中戦争 和平か戦線拡大か」臼井勝美、  ”  (2000)、”  ”
4746.「物語 オーストラリアの歴史」竹田いさみ、  ”  (2000)、”  ”
4747.「アール・デコの建築 合理性と官能性の建築」吉田鋼市、  ”  (2005)、”  ”
4748.「フランス的思考 野生の思考家たちの系譜」石井洋二郎、  ”  (2010)、”  ”
4749.「ヴィーコ 学問の起源へ」上村忠男、  ”  (2009)、”  ”
4750.「社会を動かす企画術」小山薫堂、  ラクレ(2010)、”  ”  *
4751.「菜根譚 中国の処世訓」湯浅邦弘、  ”  (2010)、”  ”  *
4752.「アメリカと宗教 保守化と政治化のゆくえ」堀内一史、  ”  (2010)、”  ”
4753.「正倉院文書の世界 よみがえる天平の時代」丸山裕美子、  ”  (2010)、”  ”

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2018年03月19日

「2018年読書目録」(1~4月)

1.「マトリックス」(映画脚本)ラリー&アンディー・ウォシャルスキー、角川(1999)、1月5日 *
2.「風土記 日本人の感覚を読む」橋本昌之、角川選書(2016)、1月6日 *
3.「装いの王朝文化」川村裕子、  ”  (2016)、”  ” *
4.「源氏物語入門」「源氏物語大辞典」編集委員会、  ”  (2016)、”  ” *
5.「王朝の恋の手紙たち」川村裕子、  ”  (2009)、”  ”
6.「日本人の信仰心」前田英樹、筑摩選書(2010)、”  ”
7.「経済学的思考のすすめ」岩田規久男、  ”  (2011)、”  ”
8.「改版 無意識の構造」河合隼雄、中公新書(2017<1997>)、”  ” *
9.「海賊の世界史 古代ギリシャから大航海時代、現ソマリアまで」桃井次郎、  ” (2017)、” ” *
10.「学者の値打ち」鷲田小彌太、ちくま新書(2004)、1月7日
11.「グロテスクな教養」高田里恵子、  ”  (2005)、”  ”
12.「図書館に訊け」井上真琴、  ”  (2004)、”  ” **
13.「公共哲学とは何か」山脇直司、  ”  (2004)、”  ” *
 : 「滅私奉公」から「活私開公」へ、その三大要素は「基本的人権・市民的徳性・責任=応答」。
14.「政治学を問いなおす」加藤節、  ”  (2004)、”  ”
15.「子どもが減って何が悪いか!」赤川学、  ”  (2004)、”  ”
 : 出生率低下の影響度は、非婚化・晩婚化のインパクトが夫婦間の出生率低下だ、と指摘。

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2018年06月08日

「2018年読書目録」(5~8月)

1319.「最強のコーチング」清宮克幸、講談社+α新書(2006)、5月1日
1320.「釣り宿オヤジ直伝「超」実践海釣り」芳野隆、  ”  (2006)、” ” 
1321.「戦争ニュース 裏の読み方表の読み方」安岡裕之、  ”  (2005)、” ” *
1322.「食べる日本語」塩田丸男、  ”  (2006)、” ” *
1323.「日本人には思いつかない「居酒屋英語」発想法」ジェフ・ギャリソン、 ” (2006)、” ” *
1324.「「うつ」を克服する最善の方法」生田哲、  ”  (2006)、” ” *
1325.「愚かな決定を回避する方法 何故リーダーの判断ミスは起きるのか」C・モーレル、 ” (2005)
1326.「「隠れ脳梗塞」の見つけ方・治し方」眞田祥一、  ”  (2005)、” ”
1327.「「死の宣告」からの生還 実録・がんサバイバル」岡本裕、 ” (2006)、” ” * (6)

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2018年10月10日

ha-「2018年読書目録」(10~12月)

2731.「ボードレールとフロイト」レオ・ベルサー二、叢書ウニベルシタス(1984)、9月1日
2732.「眠りながら成功する」上、J・マーフィー、知的生きかた文庫(2001)、”  ” *
 : 成功するかしないかは、「潜在意識」の偉大な働きを知り、それを信頼して、任せること。
2733.「庶民に愛された地獄信仰の謎」中野純、講談社+α新書(2010)、”  ”
2734.「1色100円「病気にならない」食事」幕内秀夫、  ”   (2010)、” ”
2735.「オーダーメイドがん治療の時代」加藤洋一、  ”   (2011)、” ” ** (8)
2736.「日本は世界一の「水資源・水技術」大国」柴田明夫、   ”   (2011)、” ”
2737.「ニオイをかげば病気がわかる」外崎肇一、  ”   (2009)、” ”
2738.「ニンジンの奇跡」赤峰勝人、   ”   (2009)、” ”

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2019年02月16日

)「2019年読書目録」(1~3月)

1.「HOW TO CREATE A MIND」RAY KURZWELL,PENGUIN、1月3日 *** (26)
 : 「シンギュラリティ(技術的特異点)」=「コンピューターが人間の脳を越える」が間もなく到来すると主張する。
2.「アメリカの鳥」マッカーシー、河出書房(09)、1月4日 **
3.「クーデタ」アップダイク、  ”  (09)、” ” *
4.「見えない都市」カルヴィーノ、  ”  (09)、1月5日 **
5.「老いぼれグリンゴ」フェンテス、  ”  (09)、” ” ***
6.「フライデーあるいは太平洋の冥界」トゥル二エ、  ”  (09)、1月6日 ***
7.「食禅」柿沼君昭、知的生きかた文庫(17)、1月7日
8.「政治の終焉」御厨貴他、NHK出版新書(13)、” ”
9.「憲法の創造力」木村草太、  ”  (13)、” ”
10.「したたかな韓国」浅羽祐樹、   ”   (13)、” ”
11.「財務捜査官が見た不正の現場」小林弘樹、  ”   (14)、” ”
12.「ぼくの絵本じゃあにい」荒井良二、   ”   (14)

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2019年09月16日

2019年読書目録(7~9月)

2479.「フンが おはなし化学史」松本泉、ブルーバックス(10)、7月3日
2480.「理系のための英語最重要「キー動詞」34」原田豊太郎、   ”   (15)、”  ”
2481.「ペンローズのねじれた四次元」竹内薫、   ”   (17)、”  ”
2482.「我々はなぜ我々だけなのか」川端裕人、   ”   (17)、”  ”
2483.「海に沈んだ大陸の謎」佐野貴司、   ”   (17)、”  ”
2484.「曲がった空間の幾何学」宮岡礼子、   ”   (17)、”  ”
2485.「東京 たてもの伝説」藤森照信他、岩波人文書セレクション(12(、”  ”
2486.「グローバル化の遠近法」姜尚中、   ”   (13)、”  ”
2487.「第一次世界大戦と社会主義者たち」西川正雄、   ”   (13)、”  ”

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2019年10月30日

2019年読書目録(10~12月)

2950.「感情暴走社会」和田秀樹、祥伝社新書(08)、10月1日
2951.「強運になる4つの方程式」渡邊美樹、  ”  (08)、”  ”
2952.「幕末志士の「政治力」」瀧澤中、  ”  (09)、”  ”
2953.「知られざる「吉田松陰」」よしだみどり、  ”  (09)、”  ” *
2954.「文豪が愛し、名作が生まれた温泉宿」福田国士、  ”  (08)、”  ”
2955.「台湾に生きている「日本」」片倉佳史、  ”  (09)、”  ”
2956.「現代語で読む「江戸怪談」傑作選」堤邦彦、  ”  (08)、”  ”
2957.「「お笑いタレント化」社会」山中伊知郎、  ”  (08)、”  ”
2958.「議論のウソ」小笠原喜康、講談社現代新書(05)、”  ” 

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